ジオのブログ

しょっぱいものが好き

週報 2025-42週目

ためにためこんだ週報を書く意志

今週見たもの読んだもの

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生

www.evangelion.jp

今年はエヴァンゲリオン30周年らしい。月1エヴァと称して、各劇場作品がリバイバル放映されている。今回はTV総集編のシト新生が上映されていた。(うだうだ書き送れたせいで「まごころを、君に」まで見てしまってから、この感想を書いている。)

やっぱりこの総集編も難解で、時系列順に整理されておらずそれぞれのキャラクターの心情説明のために構成されている。
たとえば、アスカが廃人になったのは使徒の攻撃のせいだがほとんど説明されず、精神汚染されてどうなった等をフラッシュカットを多用されながら進行していく。観客の記憶をフラッシュバックさせることを目的としたAMVみたいな作品だった。

そして、新規映像の部分は弐号機とシンクロできたアスカが量産機と対峙するところで魂のルフランが流れて終了する。この映像の引きが美しかった。棒立ちのまま宙返りをしてミサイル回避をする弐号機、かなり好きだな。

観客を近づけないままエヴァの復習をさせようとする総集編で、今の御時世ではそうそうできない映像が観れて良かった。

 

今週の感想

運動ってさ

スーパー銭湯のテレビに大谷の活躍が流れていた。運動は自分が動いてこそと思っているジオは、うおーすごいんですねと誰に向けるでもないのに神妙な顔をして一人テレビを眺めていた。*1

自分もある程度運動してきたが、「運動って何なんだろうね」という疑問がずっとある。健康に良かったり、競争心が育まれたりと、「健全な魂は健全な肉体に宿る」なんて言われたりするが、まだ理解できていない気がする。
それでもいいなと感じている部分がある。現実の再確認ができる点だ。走ったりした時の風の感覚やダンベルの重さ、などの実感は自分は実在していることの再確認ができた気がする。運動した時に感じる明解さや素朴さって感じられるとやはり嬉しい気分になる。自分はどうしても空想で満たしてしまうことが多いが、空想で曖昧になった自分を運動の実存性は輪郭を取り戻す。

なんてことを思っていた。
いや、嘘。
そんなことを言ってくれる人がいないか考えていた。

たとえば陸上部の美少女から「運動は良いよ。走れば風が私の体を通るし、砂を踏む感触もあるし、汗が自分の輪郭を伝ってくる。これってどれも当たり前の現象だけども、あるべき世界と私の関係性なの。今度一緒に河川敷を走りにいこうよ。散歩でも良いよ」って誘われてみたいんですよね。

 

*1:ちなみにジオは大谷のことを良く思っていない。伊藤園での俳句が絶望的に良くなかったからだ。大谷がアンバサダーとしておーいお茶を半年ジャックしていた間、そのつまらなさに毎度絶望していた記憶がある。

週報 2025-41週目

やる気が降りてくるのを待っていたら

何週間分も溜まってしまっていたのでいっちょやりますか……の感情

今週見たもの読んだもの

劇場版総集編 前編「ガールズバンドクライ青春狂走曲」

https://girls-band-cry.com/

まだ前編なので全体的な感想は後半も見てからにするのね。

総集編としてストーリーがまとまった結果、仁菜のクソガキ成分が希釈されてまさしく正論モンスターになっていた。ダイダスを抜けてからも結局音楽にしがみついている桃香に仁菜「自分たちが間違っていないと証明しましょうよ」と言い続けるが、当の桃香はずっと二の足を踏んでいる。井芹仁菜「桃香さんなんでダイダスやめたんですか!?」とキレ続ける120分で、とても良かったですね。

ただ新川崎女学院のくだりがカットされていてショック、残念さね。

やはり東アニの3Dアニメーションは劇場で見ても凄い。3Dを用いながら手書きアニメに近い演出をしている。

www.youtube.com

アニメ放映当時から話題になっていたシーン。3Dのアニメがモデルを破綻しないように作成するから動きが固い印象があるが何度見ても3Dらしい硬さがない。今までにないこの3D技術に、当時のジオは「アニメってすげ~~」と感動しながら見て、アニメを追っかけ始めたが、もう一回劇場で見れて良かった。

おいしいごはんが食べられますように

www.kodansha.co.jp

ネットでもよく見ることが多いし、芥川賞作品でもあるし、と前々から気になっていた「おいしいごはんが食べられますように」が文庫化したと聞いて思わず買ってしまった。

ジオは小説として芥川賞作品をかなり気に入っている。中編までの純文学に送られる芥川賞は、文壇から評価されるほどのテーマ性を持ちつつもコンパクトに収まっていて、どれも小説として気高くジオの前に存在している。

しかし芥川賞作品にも問題があり、シンプルに単行本の値段が高い。
おおよそ120ページで完結する作品に1,600円は単行本高すぎる。しかも最近はダブル受賞も多いから3,200円じゃないっスか~ と思いながら毎度買っているので過去の受賞作はあまり買えないでいた。
しかし、単純な問題はシンプルに解決されて最強に至る。面白い作品を解説入りで700円で買えるのはかなり大きい。皆さんも何買えばいいのか迷ったときは文庫化した芥川賞作品がオススメです。

そして、買った勢いで読了。
祈りのようなタイトルから遠い、グロテスクさがある作品だった。飯が全く美味しそうに描かれていない作品で良かったですね!

職場でよく手作りお菓子を振る舞っている芦川と、芦川の彼氏だが食への興味がなくお菓子の持ち込みにうっとおしさを感じている二谷、そして、芦川を苦手に思う押尾の3人の人間関係の違和を書いた話だった。

押尾が芦川を嫌っていた理由は、芦川は弱さを行使するからだ。頭痛や体調不良によって一部の業務や残業や異動を免れている芦川に、押尾は自分も片頭痛をもっていても出社して業務しているのにと思っている。そんな押尾が二谷に芦川への「いじわる」を持ちかける。

職場で「弱さ」を行使する人間が「おいしいごはんが食べられますように」と丁寧な生活態度をとろうとするグロテスクがあった。どの職場にも存在する声を上げるほどでもないささやかな負担の勾配のある部分や、芦川の(本人は自覚していない)したたかな部分だったりや良かったですね。ジオも職場では業務への貢献というより、人畜無害であることを軸にして人間関係を構築しているから他人事じゃないなと思いながら読んでいた。

 

今週の感想

オタクイズデッド

最近、オタクでなくなった自分を想像する。
実際のところは毎日なにかしらのアニメかマンガかは見ているし、Xに美少女が現れると毎度新鮮にウヒョついている(最近はステラソラの女主人公がかわいいですね)。

たとえば自分が美少女を見ても感動しなくなったとしよう。それでも自分は実在よりもフィクションのほうが好きなのは変わらない。よくよく構成されたフィクションに完全性を感じる性分なのでミステリをもっと読むようになったりするのだろうか。

それとも、一気に現実を愛好してしまうようになるのか。周りの関係の機微に敏感に立ち回る人間になっていくのか

「おいしいごはんが食べられますように」を読んでから、自分の強さ弱さを振りかえり始めたからかもしれない。自分のうちにある自閉的な部分をオタクとして強さだと信じていた土台を少し崩された気がする。(外でカップルを見た時の腹立たしさは何なんだろうか)作中で「強さ弱」さの話をしていても、「強がる」ような話は指定なんだけどな。

まだまだその気はないが、10年後20年後どうなっちゃうんだろうな。

 

久々に書いたらとりとめがない文章になってしまった。やっぱ定期的に書かないとダメっすね

 

週報 2025-40週目

自分で拾ったかわらずのいしが

今頃になっていらんくなってきた泣

今週見たもの読んだもの

The Suumer/あの夏

summer-movie.com

原作が短編小説の韓国発アニメ映画。

高校で恋愛関係だったスイとイギョンの女性2人がソウルに行って別れるまでの悲恋物。淡々としかし叙情的にすれ違い描いていた作品だった。

恋愛は2人の人間がなんやかんやしていくジャンルなのでスイとイギョンの紹介をしていく。
スイは度々の挫折を味わっている。元々スポーツが好きで女子サッカーの実業団を目指していたが靭帯断裂でその夢も破れて整備工になるためソウルの専門学校になろうとする。専門学校に通うために都会へ移住しても、中高生時代に同性愛がバレて迫害を受けていた過去があった彼女は都会でも自らを打ち明けることはしなかった。そのせいでイギョンから「スイはスポーツをしているから自分で問題を抱え込む」、「スイは自分の事を考えていない、自分の方がスイを考えている」

一方、イギョンは大学に合格して都会に行ってからは同性愛者の集まるバーに通ったり、そこでバイトをしたりと同性愛を一つのアイデンティティとしてコミュニケーションを取っていく。スイの内省的な感情とイギョンの外向的な感情に行き違いが生まれていく。

2人の生活は確かに幸せではあったものの、これ以上の進展を見出せなかったイギョンはスイに別れ話を持ちかける。その後、イギョンは地元に帰った時にアオサギを見てスイと出会ったばかりの時のエピソード(同じ場所で「あの鳥はアオサギだ」と教えてくれたこと)を思い出す。川端康成の「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」をそっくりそのままやっている。

スイの自分の苦しさに鈍い所や、彼女以上に自分のことを考えていない、という部分に作中彼女に感情移入して見ていた。強く生きられるように自分のカラを強く保っていたのに、イギョンから別れ話を切り出されるのは余りにも彼女がかわいそうでこれからは報われてほしい……

恋愛映画を観てからの自分の感覚となるが、破局ってこういう形もあるのねが最初な感想だった。「貴方は良い人だからもっと貴方に似合う人がいると思うの」で終わる恋愛関係に「そんな訳ないだろ」と内心ツッコミを入れていたが、関係が進展しない状態からもつれてしまうケースはあるのかと勉強になりましたね。人間関係、難しいのね。(もしかして恋愛ってスレスパみたいに、自分というデッキをうまく構築して相手との関係値の最高点を狙っていくゲームなんですかね)

韓国のアニメ史上はまだまだ発展途上なのか、人物作画が厳しい中、作品全体を通して明度が高くコントラストの強い美麗な背景に、アニメ調の人物が登場し、淡々と恋愛関係が後退していく様子は新海誠らしさがあった。

 

今週の感想

そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ

anos.jp

インパクト大のタイトルをしているがなかなかの実験作だった。ストーリーを全部読み終えたので書く。

俺はこういうの好きなんだけどなぁ枠のゲームだった。
やってることはかなり面白く、ノベルゲームを基軸にしつつもパズル要素を持ち込んだ作品。主人公のノゾミがヒロインのカコと一緒に爆弾を解体するストーリー。ただこの爆弾は結界に閉じこもっている魔法の爆弾で、主人公は結界内の爆弾を捜索していく役割を持つ。

一般的なノベルゲーといえばいくつも分岐があり、それぞれにバッドエンドやノーマル、トゥルーエンドがあり、用意されたルートをいくつも見ることで世界観や登場人物の多面性が見られる、というような内容をしている。

しかしこの作品は、パズルを解くことで物語を進行していくゲームになっている。ダンロンの議論パートのように物語の謎に気づくことができなければ延々にループしていく。

ここで、ANOSシステム(Advanced Movel Operation System)と呼ばれるこのシステムが光ってくる。
このシステムは、文章を巻き戻したり、別の選択をしても主人公に一つだけキーワードを記憶させられるこのシステムは、ノベルゲーでありながら主人公を積極的に動かして、謎を解き、ストーリーを進める。
一番わかりやすい例を出すと、バッドエンド直前に主人公が気づいたキーワードを遡らせてることで回避できる、というような動きができる。
語弊を恐れず言えば、脱出ゲームを純然なノベルゲー内でできるような感じだった。プレイヤーは時空を超えて、適切なキーワードを適切なタイミングで主人公に気づかせるようなゲーム体験ができる。自分の中では不変だと思っていたノベルゲーの文章部分をゴリゴリ動かしてストーリーを進ませられるのは良かった。この即時変化のあるノベルゲーという要素に、珍しい体験ができて面白かったですね。

こういった部分の面白さがあるにも関わらず、人には勧められないとつい思ってしまった部分は、UIが微妙なのと文章が冗長すぎる点だ。何度も同じ文章を読むことになるのでスキップボタンを実装してほしかったり、謎解きゲーなのでセーブスロットもいくつか欲しかったりする。まぁUIは慣れれば問題ないが、致命的なのは文章が冗長すぎたところだった。登場人物たちが終わった会話をなんどもなんども掘り返して、テンポが

とつい思ってしまう。

この冗長さとゲーム性の良さを天秤にかけた時、ギリギリ冗長さが勝ってしまって人には進められない枠に入ってしまった。

 

プレイしていて、似たゲームに東方二次創作の「秘封フラグメント」を思い出した。

store.steampowered.com

改めてHPを見返したら「『ANOSシリーズ』をリスペクトしたもので、従来のノベルゲームよりもゲーム性が高いシステムとなっています」とばっちり書かれていて驚愕、世界って思ってもない所でくっついてできてるんだな、と実感。

「だらよ」では分岐なしのキーワードは選択式だったが、「秘封フラグメント」では分岐のある世界を自由に飛び回って、キーワードも特定の文章から8語を切り取ってキーワードにできる。自由度の高い設計をしていた。高いゲーム性と秘封倶楽部らしさが詰まった作品だったので、秘封を知っている人なら楽しめる作品なのでオススメ。

 

週報 2025-38週目

涼しくなってから散歩、本当に楽しい。
みんなもやった方がいいよ。

今週見たもの読んだもの

遠い山なみの光

gaga.ne.jp

原作未読で映画を見たけれどもいい作品だった。コンクラーベとも違った意味で”豊かな映像”で、映画らしい映画を観たな、という実感があった。
2025年の邦画を問われた時、自信を持ってこの作品だとジオは言いますね。

1980年、作家を目指すライターの主人公ニキは、戦後間もない長崎から渡英してきた母悦子に、当時動乱の長崎の暮らしをインタビューする。悦子は最初ためらっていたが、当時の様子を話し始める。それは悦子とシングルマザーの佐知子とその娘の真理子と知り合ってからの話だった……

ヒューマンミステリと銘打たれるように、この作品は『信頼できない語り手』の物語だった。登場人物が最初言っていた行動が途中から矛盾したり、現実的ではないような行動をしていたりと段々悦子の話は錯綜していくが、とあるシーンでその答えが急速に一つにまとまっていくところが面白かったですね*1

物語は錯綜していくが、ある答えを持つことで一つにまとまっていくミステリらしい形式は、過去(悦子)と現在(ニキ)、嘘と真実、戦前と戦後など、映像に多義性があって良かった。わかりやすさや映像美を目的の映画にはない重層さがあって、映画らしい映画を観たな、豊かな映像を見れたな、という実感があった。
今になって思えば、「関心領域」なみにコントラストの強い色彩をした長崎の回想シーンは、単に回想であるという説明以上に、悦子が語った嘘であるという意味合いも強いかもしれない、とも感じた。

映画だけで観るとニキの行動に謎な部分が多かったが、原作を読んで消化したい。

考幻学入門

www.kadokawa.co.jp

とても良いマンガだったのでここにて共有、面白かったです。りつ最高!

青騎士にて掲載された作品をまとめた短編集。発売前から気になっていたが、最寄りの本屋では中々見つからず、都会のジュンク堂にまで出向いて買った。

特に、友情の独占欲とそれが永続しない愚かさを描いた「全てが劣化する」と、家でした水泳少女と煙草を吸うお姉さんがドライブに行く「息継ぎの正しいタイミング」、叔父の遺品の水石を引き取る「叔父のいし」がよかったですね。

この良さはあとがきで書かれていたのでそのまま引用するが、
「鈴木りつの作風の大きな特徴として、「想像上のものへの自覚的なまなざし」がよく挙げられます。それは、仲が良い女の子を相手にひとり相撲をする少女であったり、死んでしまった叔父の共感とも感傷ともつかない感情の表明であったりという形で語られます。」

この「自覚的なまなざし」によって立ち止まった視点の作品が多いが、思索によって物語を進めているからこそ感じられる、空間の広がりが自分は好きでしたね。これは自分だけの感覚なのかもしれないが、いい批評やエッセイと読んでいると、自分はそこに空間が広がっているように感じるんよね。それは回答をいくつも持てる自由さだったり、仮定をおくことで答えを広げられる自由さだったり、そういったものをこの漫画にも読み取れて良かった。

作者FANBOXで各話解説も良かったので、既読の人はぜひ。

ritsu.fanbox.cc

今週の感想

行方不明展

www.tv-osaka.co.jp

行きました。とにかく人が多くて凄かった。自分が行方不明になっちゃいそうでした笑

失くなった人の遺留品や手紙、映像、音声が展示されている。
曖昧になった昔の記憶へのノスタルジーだったり、静寂な場所への願望ったり、実在しない存在への固執だったりが展示されていた。リミナルスペースやきさらぎ駅を現実世界に落とし込もうとしていたのを感じました。
展示全体への傾向として、不和や不穏に自分から同和することで自分の抱える不安を消し去りたい欲望が出ていたように感じた。

そういえば現実でも、現実でも似たようなシチュエーションが発生したらしい。

toyokeizai.net

自分はこのニュースを見てすぐにこの展示を見たので、並々ならぬ迫力があった。現実でも何処かに消え去りたい願望は逃避行として発言するのではなく、自分の記憶の消去として現れることもある。この事件があることで行方不明展へのリアリティを押し上げられていて、自分もこの状況を傍観してはいられないなと思わされた。

もし、この世界の向う側があるとするのなら、それは安寧なのでしょうか……

*1:重大なネタバレ! アメリカに行くと言っていた佐知子が急にイギリスに行くと言い出したり、佐知子が冒頭に話していた子殺しの話と同じ方法で猫を殺したりしている。過去の整合性を考えると悦子と佐知子は同一の人物だとわかるが、そうなると自殺した景子もなぜ死んだのかも、おのずとわかってしまう。そういった救われなさが充満していた

週報 2025-39週目

理想を語ろうとしたならその時理想は言葉から逃れる
なぜなら理想はロゴスを超越して存在するから

今週見たもの読んだもの

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』

chainsawman.dog

ウェルメイドなボーイミーツガールでしたねぇ、オタクもウヒョウヒョのニコニコなのね*1。レゼ、ファム・ファタールすぎ。

どん底の状態からデビルハンターになってやっと普通の生活を送れるようになったデンジに謎の少女、レゼが現れる。ミステリアスな少女がいきなり現れて主人公を誑かしてくる……というのはよくある展開ではあるものの、最初にマキマとのデートを挟んだり対比や田舎と都会のネズミのテーマ性*2が挟むことで飽きることなくて面白かったですね。

デンジとレゼの恋愛パートが本当に良かった。
漫画だと自分に好意を向けて来たレゼに(ダメだとわかっていつつも)全BETしてしまうデンジに彼らしいなぁと思っていたが、いざ映像でレゼのかわいさを叩きつけられるろ自分もデンジみたいになってしまいましたね。マスターにケチケチ言ってるレゼがかわいかったですね。自分も夜の学校で「○○君の知らない事できない事 全部教えてあげる」って言われたらどうしようもなくなっちゃいますね……どうしよう

あとヒロインで言うならCV上田麗奈はやっぱヤバいわね、凄すぎる。高音でも淀みない声質の中にキンキンに孕んだ狂気は、レゼのようなヤバ女にぴったりで良かったな。自分は劇場版「ハーモニー」の怪演で強烈な印象を叩きつけられた記憶がある。御冷ミァハを演じた彼女の声は、世界を改変するミァハのカリスマ性とマッチして、これ以上ない魔性の女だった。上田麗奈のにじみ出る狂気が見えるたびに襟元をついつい正してしまう。

しかし一方で、戦闘部分で言えば、どうも間延びしてる感があったな。
もともとチェンソーマンはガロやB級映画本歌取りとしたエログロナンセンス系の作品だと思っているので、丁寧に描きこまれた映像が出てくると「なんかこういうのじゃないのよね~」と思ってしまう。(いや、アクションシーンとしてはいい出来であるのは間違いないし、多くの人はMAPPAの超絶技巧の作画を求めているから正解ではあるんだけど冗長になっている節がある。例えばレゼがビームをボコスカ殴っているシーンはノイズになってやいませんかね)
コマや情報を補完するようなアクションは呪術廻戦などの情報量の多いマンガは向いているが、B級のノリを前面に出したチェンソーマンは映像の方面として加点に繋がらなかった印象がある。ガンカタで有名なリベリオンみたいな感じで、もっとゴキゲンなカットや突飛な演出で進行していくチェンソーマンを観てみたかった残念さは多少残っていている。

 

ひゃくえむ。とチ。

アニメ版チ。と劇場版ひゃくえむ。を見た。
チ。を見終わって1週間後に妹からひゃくえむ。に誘われて、これが運命ってやつなのかも、と思いながら見に行きました。ジオに魚豊の波、来てます。

魚豊はシニカルで露悪的な作家だと思っていたが、どちらも人生には熱狂が必要だと素朴な主張をしていて意外だった。
チでは好奇心を持つこと、ひゃくえむでは熱中することの素晴らしさを作品全体を通じて主張していて、素直に良い作品だったなという感情になっている。

hyakuemu-anime.com

さて、まずはひゃくえむの感想から。
ひゃくえむも陸上選手が走る理由を模索していく作品であり、人生でマジになれることの強さを感じ取りました。

ストーリーは一言でいえば、小学生から頭角を示していた主人公のトガシが、小学時代に一度一緒に走った小宮と、もういちど全日本選手権で走るまで物語。になるが、簡単にはまとめきれないほどの群像劇になっている。最後は役者がそろった日本選手権決勝で、ゴールする前に作品が終わるが、あまり作者らしくなかったな。書き割りを全部決めている作家だと思っていたのでは少し意外だった。

、競技は100m走と10秒で終わる距離でありながらも、レース全体を写るシーンはインターハイ決勝の1戦のみと終始人間関係に徹底している。劇中には財津や海棠、仁神など味のある登場人物も多かったが、書いていたら終わらなくなってしまうので割愛する。

やはり良かったのは主人公トガシとライバル小宮の関係。
2人がどうこうではなく書き分けのされ方が良いという話なのだが、小学時代に走ることに好きだった主人公はスランプがあれど、人生にマジになれるから短距離走が好きだと結論を出すトガシ。対してライバルは元々苦しいことも曖昧になるからと走っていたが、才能に目覚めてからは記録を出す事に自分を存在意義を見出す。どちらもニーチェを元にしながら間反対の人間像があって良かった。

作画技法もよかった。今回は一度実写で撮影した映像を元としてアニメを作成するロトスコープで作られており、人体の揺れや重心移動が忠実にあらわされていた所が実際に人体が躍動するスポーツと相性がいい。

 

ここからはチの感想

https://anime-chi.jp/

さっぱりと書くわね。

天動説が信じられている15世紀に地動説を唱える人たちの物語。登場人物が殺されながらも、主人公を入れ替えながら進む群像劇もの。ラファウの1部、オグジーとバデーニの2部、ヨレンタの3部、アルベルトの4部に分けることが出来る。

最終話近くでタウマゼイン(好奇心)の話をしたように自分の好奇心に従う強さを書いた話ではある一方、ストーリーテリングは反対方向へと向いた作品だった。
途切れ途切れの主人公を繋げる時系列上の語り部ノヴァクは、主人公たちを処刑する異端審問官だからだ。
最終的には教会の権威が失墜することで、地動説が暗黙の上で認められ、異端認定まではされなくなる。それは今まで処刑してきたノヴァクの殺人行為も無に帰すことになる。
しかし、この全部ご破算にする結末はジオはとても良かったな、という実感がある。ご破算になることで、やっと天動説地動説は政治的に「正しい/正しくない」、という舞台から降りて、空っぽの議題には好奇心だけが残る。パンドラの箱の底には希望が隠されていた、なんて逸話があるが血みどろの異端審問の後にタウマゼインが隠されていた、という読後感があった。

現代人は地動説の方が科学的に正しいと知っているので天動説に「それ間違いですよ」なんて後出しじゃんけんを言いたくなってしまうが、そういった正しさの外にある話で観れてよかった。ノヴァク、登場人物としてかなり好きですね。

 

今週の感想

特になし。

今週、特になし。
うーん、美少女になりたいのすね。美少女になりたいなのね。
アズレンのような立体的な美少女も良いけれど、本当は美少女になりたい以上に「線」とか「点」になりたい。
人の形をしたいというより、誰かの視界をかすめるだけの存在になりたいのかもしれない。

*1:映画館を見終わった後「今年の夏はチェンソーマンで、レゼ泣き!」とツイートしようと思ったが露悪過ぎたのでやめた

*2:ネズミの話をするところがなかったので、ここに無理やり入れ込むが、都会のネズミを選ぶデンジと田舎を選ぶレゼは、デビルハンターでいることを選ぶデンジと(最終的に)逃避行を選ぶレゼとの暗示が良いですね

週報 2025-37週目

8割書き上がった所でPCがフリーズして
泣き泣き泣き怒り怒り怒り泣く

今週見たもの読んだもの

8番出口

exit8-movie.toho.co.jp

あのインディーズゲーが映画化したので観に行きました。映画化までするって凄いねぇ。

和製キューブリックみたいな映画だった。要所要所にキューブリックの要素(津波やクラシック、地下通路のシンメトリーなどなど)を感じた。
とにかく演出が引き締まっていて良かった。こういう邦画が増えてほしいな。観客を置いていくことをヨシとしない邦画は説明が過剰になってしまう悪癖があるが、今作はくどい明示はせずに進んでいく*1。約90分の間の随所に引き算の映像美が構成されている。原作は8番出口に向かってただ歩くだけの”説明しない点”を異質さとして表していた所をリスペクトしていたのかもしれない。(ただその分、演者に邦画臭さを感じてしまった。主演助演の感情表現は大味で説明的で共感できなかったな。ジオも癇癪を起こしたように急にキレたり、表情筋を全て引きつらせたように泣いたりしたほうがいいんですかね)

しかし、ただ歩くだけじゃあ映画にならないので、映画化に伴って設定がいろいろ追加されている。
派遣で食いつなぐ主人公は疲れた生活をしている。その通勤中、冷え切った恋人から妊娠を告げられる。出産か中絶かを迷っているうちに異界──8番出口──に遭遇してしまう。8番出口に向かって彷徨っているうちに子供と出会うが、どうもその子供は主人公の子供だとが明示される。洪水の異変に遭遇した主人公は、子供を助けようと看板の上に押し上げ、自らは押し流される。目覚めた主人公は再度歩き始め、8番出口に到着、異界から抜け出して終了する。

何度も何度も繰り返す地下鉄のループのことを生活だとすると、子供は未来だと捉えられる。未来に出会った主人公は、これからに期待を感じて異界から脱出をする。未来への兆しを見た主人公は、物語冒頭で見て見ぬふりをしていた赤ん坊にマジギレするサラリーマンに注意するところで幕が切れる。

ジオも繰り返される日々の中で希望を持って生活をしていきたいものです……

ヒックとドラゴン

hic-dragon-movie.jp

チャララチャチャチャチャ チャチャチャ(例のBGMで踊るジオ)

インターネットミームでよく見るドラゴンに会いに行きました。しっかりと児童作品をしていて良かった。

てっきりドラゴンとほのぼのする児童作品だろうなと油断していたらシリアスしていて意外でしたね。竜を狩ることが全てのバイキングの世界で竜に乗る少年の話。

昔からドラゴンを狩ることを夢見ていた主人公のヒックは非力でずっと活躍できないせいで仲間から足手まといの扱いを受けていた。ある日1匹のドラゴントゥースと出会い、通い続ける内に本来敵同士のヒックとトゥースは心を通わせていく。ヒックは竜を知ることでドラゴン狩りの学校の成績も上がっていく。

しかし、トゥースとの密会がバイキングの長にバレてしまう。トゥースから竜の巣の場所を引き出した長は、竜を根絶させようと討伐に向う。竜との共存を信じているヒックは討伐を阻止しようと再度竜に乗ってバイキングを止める、といったもの。

結末では、バイキングを止めることができたもののヒックはトゥースから墜落。片脚を失ってしまう。児童作品とは思えないラストではあるが自分は結構納得していて、これはバイキング世界との融和だと思っている。
バイキングはドラゴンを受け入れるようになった。じゃあヒックはバイキングからどう扱われるのか、となったとき一人前の戦士の証として隻脚になった、脚を失うほどの歴戦の戦士になった、という意味で脚を失った。バイキングの世界と融和できたヒックに良かったなぁと感じる自分がいた。

ジオはバイキングの強さ至上主義にはある種の気持ちよさを感じていた。このバイキングたちはマチズモの煮凝りみたいな存在で、人の話を聞かない、慎重案を弱腰だと言い切る、腕力が全て、など男女問わずストイックさが溢れる世界をしている。彼らの論理は強者の論理なのだが、それゆえ簡潔で分かりやすい世界で生きている。

自分も体育会にいるのに三島とか澁澤龍彦ばかり読んで体育会の水に慣れることはなかったジオとしては、竹を割ったような性格の彼らに自分もまっすぐになりたい、と思っちゃいましたね……

作中で感動したところは「顔に傷をつけて醜くなりたい」という台詞だった。これは同級生のセリフだが、ドラゴンとの戦いを至上だとする世界観が素朴に出ていて感動しました。

今週の感想

皆既月食

月、、、赤いンゴねぇ。9/8は皆既月食でした。
地球の影に隠された月は、赤銅色へと変化する。2025年9月の皆既月食は午前2~3時ごろと深夜であり、 一度仮眠をとって2時ごろに起床。赤い紅い月見をしました。

これだけ紅い月といえば、やっぱりアレをやりたくなりますね。
もちろん東方紅魔郷

紅魔郷6面背景に描かれた赤い月を見に、紅魔郷を起動。レミリアと対峙しに行くぞ。

本物の月はもっと暗く鈍いオレンジ色をしていた。*2

久々にプレイしてみたけど、初期の会話は霊夢もボスも辛辣で衒学的ですね。この頃の会話は意味不明だと言われているが自分は好きだな、よく分からなくて。

いつも錦上京でボコボコにされているからか、紅魔郷弾幕がシンプルに見えて楽にクリアできた。紅魔郷はボスの体力も少ないし、弾幕もわかりやすくてプレイしていてかなり楽しい。

 

自我持ちたいのねって話

うお~~〜〜〜泣
自我がないと周りからよく言われております!!! 

そう言われるたびに、本気で駄々をこねたり、全力で地団駄を踏んで、自我の根源を見せつけてやるからな、と思いながら過ごしているジオです。

とはいうものの、自己主張を全くできていないのも事実。何か現実問題がやってきても「何でも大丈夫っすよ〜」と言いながらへなへな生きてる自分に自我があるのかは疑わしい……自我、持ちたいですねえ!*3

もし自我を現実問題や人間関係を解決できる意志だと仮定しよう。それなら、問題を見つける意識とそれを主張する意識の二つがあればいいはずだ。

問題を見つける意識については、普通の人間が持つべき注意力を何処かに忘れてしまったジオは何かあっても見逃すし、感じていても覚えていないなんてこともある。ブログをつけて9カ月、自分のスタンスは徐々に固まりつつのを感じてはいるので後は現実との差異を見つけるだけだ。

そして、それを主張するには自分への信頼が必要だ。自分の持つ根拠や判断に自信を持っていることが前提になる。が、ジオは自分でも想定しないミスをするせいで、自分のうっかりが津波となって自分の意志・計画・希望を押し流している。定期的にグランドゼロ状態になるので、自分がどう思うかよりも現状を見ていた方がずっと正確で楽なんだよな。といったわけで、ずっと今、今、今ばっかり見てしまう。

ついつい反省文になってしまったが、ここからはどう改善していくかなのだが、どうしようね。

現実感覚と自信を持つには……やっぱり天竜川ナコン*4や「すばらしい新世界」のジョンみたいに苦痛をあえて自分から引き受けて、自分の選択を全身で受け止められるようになるべきで、その時感じた感情やリアリティを積上げて自分の現実ってやつを掴み取りたいですね。

*1:ジオはドラマを延長した映画が苦手なのかもしれない

*2:ブログ用のスクショを採ろうと起動しなおしたらPCがフリーズして文章の大半が飛んだ

*3:ただ、怒っているときは自分の意志、感情は、硬い現実を噛み砕いている実感がある。怒りがクラッチとなって現実と自分の二つのギアをうまく噛み合わせている。しかし、怒っている時で自分を実感しているって、どう考えてもヤバい人なんだよな。怒りその他マイナスな感情を抜きに現実と噛み合って生きていけるようになりてぇ。

*4:縛り旅が本当に好きでよく見返しています。ありがとう

週報 2025-36週目

”自らが変わるためには、まず姿見の鏡を持たねばならない”
この直感をまだ信じきれていない。

今週見たもの読んだもの

大長編 タローマン 万博大爆発

taroman-movie.asmik-ace.co.jp

うまくあるな きれいであるな ここちよくあるな
マイナスにとび込め! タローマン

観に行きました。「なんだこれは!」の連続で面白かったです。

映像が全編がレトロ調にまとまっており、画質や画角、特撮の質感、シーンジャンプのたびアイキャッチが挟まれたりと、キッチュさを出しながらもハイテンポで観客を飽きさせず、映像としてだけでも楽しかったですね。

徹底的な画面構成は、でたらめなストーリーテリングを強引に進められる説得力さを持っていて、観客をタローマンのでたらめを無理やり納得させる力強さがある。周りの登場人物も「なんだこれは!」と驚くばかりで、ツッコミ不在のまま進行していく。「こうはならんやろ」「なっとるやろがい」と、疑問をつく前に新しい展開がやってくる。観客を混乱させたまま次々へと進んでいくが、一貫したテーマがあることで見終った時はある程度の納得を得えることができた。そういう意味じゃ「劇ァ」*1と同じで、自分好みのいい映画を観ることができて良かった、と感慨がある。

ウルトラマンを踏襲した構成となっており、ウルトラQのタイトルロゴや、台詞のアクセントが全て平板で早口な博士がいたり、謎の超能力を持つ子供など、昭和らしい作品をオマージュしている。ただタローマンは自分の思うように行動しているだけで奇獣を倒すこともあれば、奇獣以上の被害以上の災害をもたらしたりする、ここにウルトラマンと違った、ガチで自由気ままに振る舞っている変人だと強調される。そうした自由の怪物、タローマン越しに語られる人間としての岡本太郎論が良かったですね。

さて、物語としては結構王道で、未来の2025年では昭和100周年として宇宙万博が開催されるがテロリストに壊滅させられる。テロリストを迎え撃つために1970年万博当時のタローマンを連れて来るといったもの。

さて、この2025年では、人類は空飛ぶ車に乗って、透明チューブの中を走ったり、全身タイツの服を着たりと、昭和でよく想像される近未来の世界そのものになっている。2025年の人類は常識を持つことを至上の規範とし、”でたらめ”であることを悪として字排斥しきった世界になっている(未来からの使節のエランも”常識一級”の資格を持つ)。しかし、でたらめを放逐したことで、人間の元々もっていた活力さえ失ってしまうディストピアになっていた。タローマンとCBGは奇獣ごとその悪の組織を打ち破る。

最後にサカナクションの山口一郎が出てきて、存在しない映画のエピソードトークをして終わる。「いや、ない映画の話かい笑」と同時に、「でも、岡本太郎の言葉だけは本当にあるんだよな」とも思い直して劇場を出た。上手くやられた!

このでたらめをべらぼうにやる精神、つまり、その時に感じた衝動や情熱を作品全体で称揚しているいい映画だった。無制限の自己称揚をするには自ら火に飛び込まねばならない、そう思わされた映画だった。

 

昭和を基調としていて、なんでもやりたい放題やっている、という意味では「ふりかけ☆スペイシー」を思いだした。こちらはノベルゲーなのだが、「ネオ昭和」と打ち出して、全ては時効だと言わんばかりに電通糸井重里、三島など過激なことをネタにしていたが、ゲームに一貫したものと自由らしさがあったのでタローマンに似た”でたらめ”を感じました。

タローマンを見て、”ない昭和”に焼かれた人は「ふりかけ☆すぺいしー」もおすすめです。

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今週の感想

東方人気投票21

toho-vote.info

今年の人気投票の結果が出ましたね。今年は古明地こいしちゃんが1位。おめでとうございます。

霊夢がずっと1位のイメージはあるがそれは10年前の話。近年は魔理沙妖夢、フランも1位を取っていて*2、誰がなっても不思議ではない状況になっている。

今年1位になったこいしも原作での露出も少なく、大きな活躍はしていないからますます謎。やっぱり二次創作のソシャゲ(ロストワードやエクリプス等)存在がデカいのか?

自分も「八雲藍」「宇佐見蓮子」「四季映姫・ヤマザナドゥ」他数キャラに投票しました……

さて、曲の方も結果は出て、今年もUNオーエンが1位。やはり根強い。というか、この曲が1位から降りる日はこないんじゃないかとすら思う。

上位でも「偶像に世界を委ねて(2019)」や「あの賑やかな市場は今どこに(2021)」など、比較的新しい曲が登場している。新曲でも上位陣に食い込むことがある分、人妖部門よりも見ていて楽しい部門ではある。東方といえばやっぱり音楽なんだよな。

 

最後にジオの一番好きな東方曲を発表して終了

「デザイアドライブ(鳥船遺跡)」

 

 

 

*1:劇場版 少女歌劇レヴュー☆スタァライト

*2:16、17回で1位になった妖夢は、コロナでYoutube需要が高まった時に"ゆっくり妖夢"として人気をかっさらったのはわかる。18回のフランも強欲異聞で自機に抜擢されたしなぁ